レミオロメン/『花鳥風月』
「ether」の頃を思わせる、ほどよく肩の力が抜けたリラックスした作風。
artist: レミオロメン
title: 花鳥風月
2010年 3月発売。
活動10周年を迎える彼らの、5枚目のオリジナルアルバム。
精力的に活動しているように思ってましたが、10年でアルバム5枚目は意外と
少ないかな?と感じました。まぁシングルが多いし、間にライブアルバムや
ベストアルバムを挟んでいるので特別少ないわけでもないのでしょうか。
今作は初のセルフ・プロデュース作品ということで、非常に地に足のついた
作品になったな、という印象があります。
前作までは、なんとなく小林武史の大仰なアレンジを持て余しているように
見えましたが、この「花鳥風月」ではストリングスなどのアレンジはほどよく
抑えられ、シンプルなバンドサウンドの楽曲が多く収録されています。
1曲目、アリナミンのCM曲にもなった「Starting Over」に関しては、ちょっと
ゴージャスなアレンジになっていましたが。
歌詞についても、彼らの持ち味である季節感や情景描写は健在で、前作までより
更に個人的というか、自分の身の回りの事象に目を向けた内容になっています。
シンプルなアレンジと合わせて、身近で暖かみのある雰囲気を出していました。
また、今回特徴的なのは、4曲目「ありがとう」をはじめとして、複数の楽曲で
身の回りへの感謝を述べる曲が多かったこと。決して安易にうたっているのでは
なく、これまでの紆余曲折も現状もありのまま受け入れ、その上で、周囲への
感謝の言葉をうたっており、彼らの実感が伴っています。
ベスト・アルバムで一区切りつけたからなのか、全体的に肩の力が抜けて、
リラックスしたような雰囲気になっています。
そして前作・前々作と比べ、1曲ごとの個性がより際立っており、繰り返し聴いても
飽きのこない出来になっていると思います。
「粉雪」以降、ファン層が結構入れ替わった印象があるのですが、それ以前の
「朝顔」「ether」が好きだった人には、改めて聴いてほしい作品です。
▼レミオロメン/『花になる』
▼レミオロメン/『ありがとう』
▼レミオロメン/『恋の予感から』
花鳥風月 (2010/03/03) レミオロメン 商品詳細を見る |
artist: レミオロメン
title: 花鳥風月
2010年 3月発売。
活動10周年を迎える彼らの、5枚目のオリジナルアルバム。
精力的に活動しているように思ってましたが、10年でアルバム5枚目は意外と
少ないかな?と感じました。まぁシングルが多いし、間にライブアルバムや
ベストアルバムを挟んでいるので特別少ないわけでもないのでしょうか。
今作は初のセルフ・プロデュース作品ということで、非常に地に足のついた
作品になったな、という印象があります。
前作までは、なんとなく小林武史の大仰なアレンジを持て余しているように
見えましたが、この「花鳥風月」ではストリングスなどのアレンジはほどよく
抑えられ、シンプルなバンドサウンドの楽曲が多く収録されています。
1曲目、アリナミンのCM曲にもなった「Starting Over」に関しては、ちょっと
ゴージャスなアレンジになっていましたが。
歌詞についても、彼らの持ち味である季節感や情景描写は健在で、前作までより
更に個人的というか、自分の身の回りの事象に目を向けた内容になっています。
シンプルなアレンジと合わせて、身近で暖かみのある雰囲気を出していました。
また、今回特徴的なのは、4曲目「ありがとう」をはじめとして、複数の楽曲で
身の回りへの感謝を述べる曲が多かったこと。決して安易にうたっているのでは
なく、これまでの紆余曲折も現状もありのまま受け入れ、その上で、周囲への
感謝の言葉をうたっており、彼らの実感が伴っています。
ベスト・アルバムで一区切りつけたからなのか、全体的に肩の力が抜けて、
リラックスしたような雰囲気になっています。
そして前作・前々作と比べ、1曲ごとの個性がより際立っており、繰り返し聴いても
飽きのこない出来になっていると思います。
「粉雪」以降、ファン層が結構入れ替わった印象があるのですが、それ以前の
「朝顔」「ether」が好きだった人には、改めて聴いてほしい作品です。
▼レミオロメン/『花になる』
▼レミオロメン/『ありがとう』
▼レミオロメン/『恋の予感から』
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