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Mr.Children/『SENSE』

彼らの様々な魅力が詰まった、躍動感あふれる傑作。
発売直前までタイトル、収録曲も明かさないという異色のリリース。

SENSESENSE
(2010/12/01)
Mr.Children

商品詳細を見る


artist: Mr.Children
title: SENSE


2010年 12月発売。

聴き始めてから気づいたのですが、前作「SUPERMARKET FANTASY」が出てから
今作まで、シングルが1枚も出ていなかったんですよね。
「365日」「fanfare」は大型タイアップがついていたにもかかわらず、
着うた配信のみだったので、CD音源でのリリースは今回が初。
「fanfare」に至っては1年待ちましたよ……。

前作「SUPERMARKET FANTASY」は収録曲が14曲と多めで、しかもその半数近くが
シングルやカップリングなど既発曲という半ベスト盤的なアルバムであったのに
対し、今回の新作「SENSE」は既発曲が12曲中2曲、それも配信という形での
流通で、他の曲に至っては発売直前までほとんどが曲名すら明かされなかった
という真逆の内容。ジャケットアートも、前作はポップでキラキラした華やかな
デザイン、今作は深い青を基調としたやや地味なデザインという対照的なもの。
歌詞カードの中身まで、ほとんどが薄暗い海面の写真で埋め尽くされていて、
華やかさは皆無。

ひょっとしてすごく暗いアルバムになってるんじゃないの?と思って聴き始めた
のですが、1曲目「I」の冒頭こそややダークで不安定な雰囲気があるものの、
全体としては非常に力強く躍動感のあるアルバムになっています。
収録楽曲のバランスも良く、開放感溢れるものから、じんわり染みるバラード、
バンドサウンドが利いたロックナンバー、ちょっと昔の彼らを彷彿とさせる
シティーポップなど、個性の際立った曲が幅広く収録されています。
パワフルで爽快な「HOWL」、軽快でレトロな「I'm talking about Lovin'」は
特に気に入っています。

好みの問題になりますが、いわゆるシングル的な楽曲は今回の作品では少なめで、
ひとつひとつの楽曲がアルバムの流れの中でそれぞれの役割を果しているような
印象を持ちました。
個人的にはこういう作品の方が好きで、「SENSE」は大満足な出来なのですが、
前作のような、シングル向け楽曲が多く収録されたアルバムが好きな方には、
今作はやや地味に感じられてしまうかも。
逆に、前作にはまりきれなかった方には自信を持っておすすめしたい傑作です。
「SUPERMARKET FANTASY」がミスチルのパブリックイメージに応えた作品だと
すれば、「SENSE」は彼らの持つあらゆる側面を表現した作品といえます。

ちょっと気になったのは、ややアレンジ過剰な気がしたところ。
バンド的な楽曲を際立たせるためなのかもしれませんが、ピアノの音があらゆる
楽曲に入っていて、こんなに必要かなぁ?と少し感じるところがありました。
「蒼」のようにピアノをフィーチャーした楽曲は効果的だと思うのですが、
「HOWL」みたいな楽曲はもっとバンドの音だけでやってほしかった気も。
そういう意味でも、そろそろミスチルのセルフ・プロデュース作品なんかも
聴いてみたいな、と思っています。バンドだけのシンプルな音で発揮される
彼らの魅力もあるんじゃないかと思いますので……。

それを置いても、新鮮でマンネリを感じさせない非常に完成度の高い傑作。
実験的なリリース方法といい、彼らのようなミュージシャンが最前線で活動し、
多くの人気を得続けていることは嬉しく思います。


▼Mr.Children/『365日』


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Mr.Children/『SUPERMARKET FANTASY』

ジャケットのアートワークとタイトルがとてもすき。

SUPERMARKET FANTASY [通常盤]SUPERMARKET FANTASY [通常盤]
(2008/12/10)
Mr.Children

商品詳細を見る


artist: Mr.Children
title: SUPERMARKET FANTASY


2008年 12月発売のアルバム。

ジャケットアートのハッピーな雰囲気が非常に印象的な作品。
ミスチルは毎度、水準以上の作品を仕上げてくると思います。
この作品にしても、1曲1曲の完成度は非常に高いと感じました。

この作品、聴く人によって大きく印象が変わるアルバムだと思います。
個人的な感想としては、どれがシングルで切られてもおかしくないレベルの
楽曲が並んでいるのですが、アルバムの軸になりうるような、力のある曲が
複数収録されているので、逆にアルバムの表情がブレてしまっているような、
そんな印象を受けます。
贅沢な話なんですが、豪勢過ぎてお腹いっぱいと言いますか、濃いバラードが
続くなど、ちょっと食傷気味に感じる部分もありました。
既発曲も多いことからベスト・アルバムを彷彿とさせるような内容で、世間が
期待するミスチル像を表現したようなアルバムと感じました。

ただ、彼らが音楽業界の現状を見据えて、音楽が次々消費される時代を意識して
こういう作品を作ったんだとしたら、「SUPERMARKET FANTASY」というタイトル
は非常に風刺的で、この作品への印象も大きく変わります。
彼らは日本のトップミュージシャンですが、決して本質は王道ではないと思うし、
歌詞を読んでみても、実は売れ線とは一線を画した、広く一般に受けているとは
考えにくいことを結構うたっているんですよね。
しかし今作では、あえて売れ筋に徹することをコンセプトにしているように
感じました。

そうして時代をうまく反映させた作品を作り続けていることが、一般受けしながら
も、いわゆる音楽好きの人たちからも大きく支持されている大きな理由なんだろう
と思います。

……あと、このアルバムとは関係ないけど
「fanfare」は配信限定じゃなくて、ちゃんとCD出してほしかった。
何か彼らなりの狙いがあるのかもしれないけど不満だったので。欲しかったので。



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